【ラ ニュイ】お試しムエットあります



『夜のガスパール』モーリス・ラヴェル (ラ ニュイ)

通常価格 ¥18,700

税込

”肌で聴くクラシック音楽”がブランドコンセプトの「ラ ニュイ(La Nuit)」
嗅覚・聴覚・視覚の共感覚でラグジュアリーな世界観をお楽しみいただけます。

第一弾は、ジョセフ・モーリス・ラヴェル( Joseph Maurice Ravel )のピアノ独奏曲「夜のガスパール(Gaspard de la nuit)」です。

ラヴェルといえば「ボレロ」や「亡き女王のためのパガニーニ」が知られています。曲名では知らなくとも様々なシーンで使われることのある楽曲ですので、聴けば聞いたことがある名曲です。

「ラニュイ」の創設者 海老原光宏 氏は、あえてメジャーな曲を外してこの「夜のガスパール」を香水化するテーマに選びました。世に広く知られていないニッチフレグランスがあるように、良い曲だけどあまり知られていないクラシック曲を知って欲しい、という想いが込められています。

「夜のガスパール」とは

「夜のガスパール」は、フランスの詩人ルイ・ベルトランの詩集から選ばれた3篇「オンデーヌ」「絞首台」「スカルボ」をイメージした3曲のピアノ独奏組曲で、1908年にモーリス・ラヴェルにより作曲されました。又、「ガスパール」とは、ベルトランの詩では「悪魔」を意味しています。

曲はピアノソナタ形式を意識して作られているものの、ロマン派や印象主義音楽も取り入れられており、ピアノ技術はもちろん感性や情景の想像力をも刺激するラヴェルの最高傑作になっています。

第1曲「オンディーヌ(Ondine)」:嬰ハ長調、Lent(レント・緩やかに)

アルペジオというピアノ技法が右手左手で入り混じる難曲で、主旋律と副旋律のメロディが細かく複雑に絡み合う。湖のさざ波を背景に水の妖精オンディーヌが愛を告白するシーンを描いている曲です。人間の男性に恋をしたオンディーヌは、湖の王になってくれるよう求婚するが、男性に断られてしまう。オンディーヌはしばらく悔し泣きするが、そのうち大声で笑い、激しい雨の中消え去る…というちょっと不気味な曲でもあります。

香水「オンディーヌ」はどんな香り?

「オンディーヌ」の香りも上記情景を見事に再現しており、トップではアクアノートという水のような潮のような香りがします。スズランやバイオレットで水の妖精オンディーヌの美しさを表現しており、とてもクリアなイメージです。透明感のある人に憧れる方におすすめな香りです。

第2曲「絞首台(Le gibet)」:変ホ短調、Tres lent(さらにゆっくりと)

オクターブ音が重々しく鳴り響く不気味なピアノ曲。ベルトラン詩集巻末の「断章」の最後から三番目の詩をテーマに作曲されています。
鐘の音に交じって聞こえてくる、風や死者のすすり泣き、絞首台に吊るされた首吊り人の足元に群がるコオロギの鳴き声、血が滴る髪を引き抜く黄金虫の飛び交う音…ベルトランの詩の内容を表現するようにピアノ音が鳴り響きます。

"鐘の音"を表現したピアノ曲は他に、ロシア人作曲家セルゲイ・ラフマニノフの「鐘」があります(プレリュード 幻想的小品集 前奏曲「鐘」Op.3-2 嬰ハ短調)。ラフマニノフの「鐘」は遠くで鳴り響く鐘がだんだん近くなり、鐘の真下でゴンゴン鳴り響き、やがてまた遠くに昇華されたように小さな音になる様子が描かれています。一方、「絞首台」で鳴り響く鐘の音は、静かに同じテンポで鳴り響き、まるで永遠に終わりのない不気味さが続き、より不安感を増しています。

香水「絞首台」はどんな香り?

レザーやエレミ(樹脂)、シダーがメイン香料に使用されており、メタリックな冷たさを感じる香水です。鉄っぽさで血を表現されていて、珍しい香りです。レザー特有のアニマリックさは控え目なのでレザー初心者の方にも使いやすいオードトワレになっています。

「絞首台」をテーマにした香り…香水マニアならハンニバルレクターをイメージした香り、UNUMの「but_not_today」が連想されます。ラニュイの「絞首台」と比較すると「but_not_today」ほどの血生臭さ(鉄っぽいメタリックさ)は控え目です。"日常使いできる香りを目指した"というラニュイのブランド精神にマッチしていますね。

第3曲「スカルボ(Scarbo)」:嬰ト短調、Vif(速く)

スカルボは聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。素早く細かく動き回るスカルボ(悪魔)を描いた曲で、アルペジオや連打音が複雑な指使いになる超絶技巧曲です。当時、最難曲とされていたバラキレフの『イスラメイ』より難しい曲を目指して作曲されたラヴェルの意欲的なピアノ曲であり、現代のピアニストでもミスタッチ無しで演奏するのは難しいことでも知られています。演奏が非常に困難な超絶技巧曲を作曲することでも知られるハンガリー出身のフランツ・リストの「メフィスト・ワルツ」を連想するピアノ曲でもあります。

*超絶技巧曲とは…複雑な指使いや音の多さ、テンポや表現など現代人でも演奏が難しいとされるピアノ曲のこと。ピアノの魔術師と呼ばれるリストの「ラ カンパネラ」やショパンの「12の練習曲作品10-4番」などが有名です。

香水「スカルボ」はどんな香り?

グリーンさを感じるクローバーや柑橘系のネロリ、樫の木の根元につく苔オークモスがメイン香料。スパイシーさは控え目で、グリーンのハーバル感のある香りです。


全てオードトワレ、各10mL、サイズ(外装):17.3×13.6×3.5cm、原産国:日本、調香師:淡路島在住の香りのアーティスト和泉侃(いずみ かん)氏

初回限定版



また、今回は初版限定で【特別装丁+ブックレット付き】でのお届けです。ブックレットには、下記内容が記載されています。
・「夜のガスパール」の譜面と解説
・曲の元となったアロイジウス・ベルトランの詩
・仏ピアニスト アレクアサンドル・タロー氏へのラヴェルについてのインタビュー記事
・音楽家であり文筆家の菊地成孔氏によるラヴェルと香りを巡るエッセイ
・ピアニスト森下唯氏によるラヴェルとアルカンの考察
・「夜のガスパール」名盤選



ここまで独特の世界観を持つ香水ブランドは稀です。あなたの目と耳と鼻で、ラヴェルの「夜のガスパール」の世界に浸ることができます。香水好きな方はもちろん、ラヴェルのファンの方にもお楽しみいただける初版限定セット。初版完売の前にぜひお求めくださいませ。