zoologist、Argosfragranceのレビュー

投稿者 : 田中太郎 on

カナダのVCADへ留学されているナカイケイラさん(@AYUVO_GUE)におすすめの香水を寄稿記事として頂きました。カナダといえばあのブランドも登場します。なお記事内の香水は当店での扱いはございません。読みものとしてお楽しみ下さい。

※VCAD(Visual College of Art and Design)

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Argos fragrance

ギリシャ神話やローマ神話を題材にしたフレグランスメゾン。
まだ知名度は少ない若いメゾンのようですが、神話を題材にしたフレグランスを意欲的に製作されているようで、最近はヴィーナス誕生やネメアの獅子などの新作が登場したようです。
https://buyargos.com

「Argos ADONIS AWAKENS Perfume」

まず初めて、筆者はカナダに在住することになり、カナダに到着して北米ブランドの香水を色々サーチしていたら、おすすめに出てきたこの香水。

Argos ADONIS AWAKENS Perfume
Argos ADONIS AWAKENS Perfume

七宝のボトルが大変美しく、また、宝石が埋め込まれた繊細なデザインのボトルに一目惚れしてしまいました…!

他のフレグランスも大変美しいボトル…中には日本でも人気の名画「ダナエ」が七宝でデザインされた美しいボトルもあり、色々迷った中でしたがやっぱり色合いが美しいのと、バニラとローズをメインにしたこの香り…ちょっぴり珍しく感じたので、アドニスにしました。

https://buyargos.com/pages/adonis-awakens

ではでは、お話を始めましょう!

香りの構成はこちら

トップノート:ベルガモット、グレープフルーツ、ピンクペッパーコーン
ミドルノート:ブルガリアンローズ、サンバックジャスミン、ラズベリー、バニラ
ベースノート:マイソールサンダルウッド、カシュミールウッド、ローズアブソリュート

香料を見る限り…すごく良い香料を使われているな、と感じました。
トップの弾けるような柑橘類の香りにピンクペッパーコーンの甘みのあるスパイシーさで幕を開けるこの香り、やはり地中海やギリシャの明るい雰囲気を彷彿とさせます。
ミドルにブルガリアンローズと、ラストにローズアブソリュートを使われていて、ふんだんに薔薇を使われている事、ラズベリーの甘酸っぱさとバニラの色っぽさが春の神でもあるアドニスの目覚めを祝福しているような、明るい風が吹き抜けるリゾート感があり、まさに常世の国の幻想のようでもあります。

ギリシャ神話だとアドニスは軍神アレスの化身の猪に殺され、流れた地からアネモネの花に姿を変えてしまいますが、そのような悲劇の香りは一切せず、明るい赤い花々のイメージだけを残して、赤い薔薇を筆頭に色とりどりの花々が咲き誇る、春の祭典のようでした。

ミドルになってくると香りが安定してくるのか、ローズとジャスミンが一定して香り続けていました。

それがラストまであまり変わらず、その部分はどう評価して良いのか、わかりにくさもあります。

ただ、嫌味なくつけられる香りと、冬が終わり春が来る頃の、沈丁花が咲く頃のような、みんなが知る何か新しい事が始まるようなワクワクした感覚、優しい陽だまりにいるような、そんなイメージを香りにしてみたかったのかな、と筆者は感じました。


ちょっと香水では珍しい匂い立ちを感じましたが、一方で、どこか高級リゾートホテルのエントランスのような香りでもあり、異国情緒やオリエンタル感も強く、どこか遠い国に旅をしているような、何かこれから起こりそうな予感も感じさせられます。
ダマスクローズの爽やかな酸味とグリーンな甘さがある一方で、ローズアブソリュートのバター菓子の様な重いローズが重なっていて、二重に楽しめる香りです!
ローズが好きな人にはぜひ試してもらいたいですね…!
結構派手に香るのと、トップの柑橘系の香りが消えた後は香りの変化が少なく、朝付けてから夜お風呂に入るまで香っているくらいのロングラスティング香水なので、そこそこ人を選ぶかもしれません。

これはオリエンタルなのかな?


筆者の独断での評価…は!?


良かったところ…ローズがレイヤードされていて、薔薇の香りを尖らせている所が素敵です。花々の百花繚乱感、リゾート感を感じたい時におすすめ。

良くなかったところ…途中から香りの変化が乏しく、ラストノートの残り香のようになることがなく、一日中強く香っています。夕方くらいになると飽きてくるかも。逆に言えば、ずっと香らせたい人におすすめ。高級ホテルの消毒液ぽく感じる所が好き嫌いがわかれそう。

総評…他に似ている香りがなく、似ているものがあるとしたら高級ホテルの消毒液のようでもあり、リゾート感と取るか、消毒液と捉えるかで好みは分かれそう。
ただ、高級感があるので華やかな場面にピッタリかもしれません!普段使いというよりはパーティーシーンで…!
海外旅行が好きな人にはぜひお勧めしたいです…!

「Argos Triumph Of Bacchus Perfume」

…そしてこちら…。。
上のアドニス君を購入した時にサンプルとしていただいたのですが…。
超絶問題作でした…!!

Argos Triumph Of Bacchus Perfume
Argos Triumph Of Bacchus Perfume


バッカスの勝利…。

https://buyargos.com/products/argos-triumph-of-bacchus-perfume?variant=37836569837756


筆者はローマ神話ではバッカスが好きだったのですが、アドニスのボトルが美しく、まずはそちらを購入して、いずれと考えていました。

ノートの構成はこのような感じです。
公式サイト様から参考にさせていただきました。

トップノート:サフラン、ラムノート、ホワイトピーチ、グリーンアップル
ミドルノート:パチョリ、ジャスミン、トンカビーン、ヴェチバー
ベースノート:タバコ、アンバー、マイソールサンダルウッド、ムスク、バニラ

ノートだけ見ていると、筆者がすごく好きな香りで、更に2023年初頭、サフランやホワイトピーチが流行った印象があったのですが、今年はかわいいフルーティやグルマンが流行っているのかな、と思っていました。

しかしこれが…印象はかなり覆される…。

まず最初に付けた印象が思いっきり熟成されたお酒…。ラムノートと書いてありますが、本気で熟成された芋焼酎です…!
また少し発酵した干し芋の香りがします!!

まずその時点でむわっとした酔っぱらいから漂う…お酒の香り…。

これはもう、ローマ神話のバッカスがどんちゃん騒ぎをして酔っ払って出来上がっている香りにしか感じません…!!

香りの解像度が高すぎる…。

少し時間が経ってくると、モンブランの様な蒸した栗やクリーミーさも感じてきて、そこにタバコが入ってくるので、香ばしく美味しい香りに変化します。
ノートを見なければマロングラッセやクリームも入っているのかな?と思うぐらい濃厚です。

ただ、こちらも朝つけると夜まで強く香っていて、筆者も少し酔っぱらいみたいになってしまいました…。
このフレグランス、マニアックな方にはたまらない香りなのではないかなと思います。

秋、冬向けの香りですが、好きな人は癖になってしまいそう…!

筆者の独断で評価すると…?

良かったところ…とても濃厚なお酒、タバコ系香水。ロングラスティング処方で夜まで強く香っています。お酒系、タバコ系グルマン好きにはぜひお勧めしたい!

良くなかったところ…本当に酔っぱらいの匂いになってしまう。飲んでないのに飲酒運転で切符切られてしまうかも!?

総評…というか朗報…!!

こんな濃厚な香りですが、なんと先日…!
香油(アター)も出たそうです!


筆者が記事を書いている中での朗報でした…!

https://buyargos.com/products/argos-triumph-of-bacchus-extrait?_pos=2&_sid=78697fb83&_ss=r&variant=43983624241400

なんとこちら濃度は40%…!

元々物凄く濃厚な香りなのですが、ここまで凝縮されるとどうなるのでしょう…!?
しかし、濃厚さに振り切った香水、アターも出るという事は米国本国でもマニアックな人気があることが窺い知れます。
日本ではアターを取り扱っている店舗自体が少ない印象ですが、今はニッチフレグランスの需要がかなり高まっているので、近いうちに日本でも香油、アターなども広まりそうですよね。

zoologist Perfumes

野生動物や昆虫、鳥や生き物をモチーフにしたフレグランスメゾン。
日本ではノーズショップでおなじみ!
今後日本に入荷するかもしれないフレグランスを、現在カナダ在住の筆者がご紹介します!
https://www.zoologistperfumes.com

「Sacred Scarab」

それは2022年初夏…日課のズーロジストのホームページをチェックしていたところ…
ズーロジストの新作「スカラベ」(直訳すると聖なるスカラベかな?)が発売されるという広告記事が…。
かの有名な調香師、スルタン・パシャ氏のインタビュー、またこの香水が出来るまでの長い道のりが記されていたのである…。

https://www.zoologistperfumes.com/blogs/news/an-interview-with-sultan-pasha-the-perfumer-of-zoologist-sacred-scarab


リンクを辿っていくと、古代エジプトの聖なるお香「キフィ」を現代に甦らせたいという想いが熱く語られていました…!

キフィについては後ほど記述します。

さて、筆者は民族歴史文化や異国風情が大好物。
そして、子供の頃に見た映画「ハムナプトラ」シリーズでも衝撃の大怪演したかの、聖なる昆虫

「スカラベ」

今となってはは大好きなモチーフですが、色んな意味で筆者の脳みそに穴を開けてそこに住まい続ける甲虫であります。


その香りに飛びつかないわけがない。
発売は今か、今か、と毎日ズーロジストのホームページを更新する日々。

そして2022年の夏某日…ついに発売されたのであった。。
この「Sacred Scarab」が…。

ではここに記していこう…。
皆様を魔法に満ちた大冒険の扉へと誘う、聖なる香水を…!!

公式ページ様

https://www.zoologistperfumes.com/en-ca/collections/temp/products/zoologist-sacred-scarab-deluxe-bottle


以下公式ページ様を参考にいたしました。


調香師:スルタン・パシャ
賦香率:脅威の20%


トップノート:アルデハイド、レモン、シベット*
ハートノート:ワインアコード、プラムアコード、ブルーロータスアコード
キフィノート:レジン(樹脂香)、オリバナム、ミルラ、ガルバナム、シダーウッド、ジュニ
パー、ワイン、スチラックス、ベンゾイン、オークモス、ラブダナム、アンバー*2

*シベットはズーロジスト様公式ホームページによると、動物性ではないそうです。
*2 アンバーについて…ズーロジスト様によると動物に敬意を示すためヴィーガン香水を目指しているとのこと。しかしここのアンバーについて記述がないので、マッコウクジラの龍涎香を人工的に模した香りか、もしくは樹脂香が多いので琥珀樹脂かもしれません。

さて、前書きが長くなりましたが、まずこちらの香水、第一印象がゲランの「夜間飛行」に似ている…!?
筆者が愛用している香水で、それに近い印象を受けるスカラベはもうこの時点で普段使い決定してしまいました。

スカラベはとにかく古典的な名香のような香り立ち。
古き良き時代のクラシック香水を彷彿とさせます。
(公式様のノートには記載されていなかったのですが)そこに蜂蜜のようなザラっとした少し鼻にひっかかる様な香り、ローズの華やかな香り、ワインの都会的というか、知的な雰囲気が音楽のように美しく絡み合っています。

これがキフィの香りかもしれません。

zoologist Perfumes Sacred Scarab


もし夜間飛行が嵐の中のジャングル突き抜けて飛ぶ、世界に挑むエンジンを積んだプロペラ機なら、ズーロジストのスカラベはざらっとした質感は砂塵の上で、もしくは古今東西津々浦々の夜景の上を飛ぶ、魔法の絨毯…!
ディズニーの名曲が聞こえてきそうです…!


アルデハイドで滑らかなベルベットのような質感、レモンの酸っぱさはどこか扉を開いた時の明るい光のようにも感じ、またトップにシベットが入るかなり珍しい構成。
扉を開けたらシベットの花のような香りが豪華絢爛な宮廷を思い起こさせます。

また、香りから感じた風景は、ナイル川が見えるバルコニーで思慮に耽る聡明なファラオ。
と共に、どこか都会的で知的な香りにも感じ、スーツのやり手の女性弁護士がつけてそうなイメージを感じました…!(筆者とは正反対のタイプである)。

さて、このキフィという香料、エジプトでは聖なる香料とされ、きちんと作法に則って作成されていたお香です。
たしか、ミルラなどの樹脂、シナモン、ハチミツ、ジュニパーベリー、薔薇、ワインなどの香料を決められた月齢によって作るという、かなり不思議なお香です。
1ヶ月ぐらい熟成すると聞きました。

公式サイトさまのインタビューによると、スルタン・パシャ氏はこのキフィ香を自ら作り、また、蒸留して香水にされたそうです。
そこまで徹底されて作られた香水と聞いて、本当に頭が下がる思いです。

そして、そこに水辺のように絡んでくる清らかなブルーロータスアコード。
ロータスやウォーターリリーって、不思議にも本当に水のような美しい清らかな香りがします。
水辺に咲く花なので、もしかしたら皆、水辺の記憶がどこかにあるかもしれませんね。

ラストに入ると優しい樹脂香やムスク的な、肌馴染みの良い石鹸の様な、優しい香りに変化します。
華やかなトップからラストは爽やかで柔らかさを感じるような香り。
これは夜のキフィのお香に浄化されて、眠りにつくような睡蓮のようでもあり、また優しいリネンのようでもあり。
最後まで妥協を許さずも、大きな心で包み込んでくれるような、偉大な王の様な、聡明な香りにただただ感服しました。

筆者的の独断で評価しますと

良かったところ…またファンタジックで華やか。また古き良き時代のクラシックな香水が好
きな人におすすめできます。なぜか頭の回転が良くなる。

良くなかったところ…高い。そして人によってはカブトムシや昆虫ゼリーのように感じるとのこと(友人数人に嗅いでもらったらこのコメント)。そこもまたスカラベらしいですが、アニマリックが苦手だと厳しいかも。

総評…すごく知的で都会的に感じながらも、古代のファンタジックな世界観に引き込まれる。スルタン・パシャの世界観と、ズーロジストの世界観が大変素晴らしくマッチした香水でした。
今後、名香として評価されていく事でしょう。
日本でもノーズショップ様などで取り扱ってくれると良いのですが…。

最後に…
実はこのスカラベ、Argos fragranceの「Triumph Of Bacchus」と同じく、香油も発売されています。

https://www.zoologistperfumes.com/en-ca/products/zoologist-sacred-scarab-attar?_pos=1&_sid=89be6000f&_ss=r


こちらはさらに濃度が高いそうで、またさらに香料が煮詰まったような、よりシンプルに力強い香りと聞き及びます。
古代エジプトの香油を本気で再現されたのでしょうか…?!
次回、機会がありましたら、試してみたいと思います。

「Dodo Jackfruit Edition」

こちらは2023年…夏………。


少し気になっていた、ドードー・ジャックフルーツエディション。

https://www.zoologistperfumes.com/products/zoologist-dodo-jackfruit-edition-deluxe-bottle

 

筆者はドードー2020で少し酔ってしまい、(でもよたよたと、千鳥足で歩いていたとされるかわいいドードーのイメージはピッタリですよね!?)ジャックフルーツエディションを購入するか迷っていたので、サンプルを購入しましたところ…!?
めっちゃ美味しい香りになっていた…!?
思わずフルボトルを購入。

zoologist Perfumes Dodo Jackfruit Edition


燦然と輝くグリーンのボトル…。

zoologist Perfumes Dodo Jackfruit Edition


大航海時代の貴族のようなおしゃれな衣装に身を包んだドードーさん。
一見かっこいいのですが、良く見ると目がくりくりしていてかわいいのがご愛嬌ですね。

zoologist Perfumes Dodo Jackfruit Edition


背景がグリーンになったのもどこと無く印象が変わって素敵。

さて、こちらのドードーさん、ジャックフルーツエディションですが…
以下公式サイトさまより。

調香師:Yves Cassar氏
賦香率:こちらも脅威の20%
トップノート:ジャックフルーツアコード、ベルガモット、ピンクペッパー、ターメリックリーフ
ハートノート:ラベンダー、ゼラニウム、オレンジフラワー、ターメリックルート、オリス・コンクルート(ニオイアヤメの根のバター状の香料?かと思われます)
ベースノート:トンカ、ヴェチバー、サンダルウッド、パチョリ、ラブダナム


さてさてさてさて…??!!
ジャックフルーツ…すなわちパラミツだな?!そんな香水見たことないぞ…!?(筆者が知らないだけかもしれません)。
美味しいけど、お肉のような質感のフルーツ。
どこかシーチキンみたいな香りもする…。
よく南国のお料理にお肉と一緒に調理されていますよね。


これ、香水にするって発想を初めてみた気がする。
美味しいですよね…パラミツ。
香水って多少お肉っぽさとか、生臭さも入っている方が良い香りに引き立つんですよね。
そこが不思議というか…精油的な香りだけではなく、その下地にちょいと生っぽさを入れると最高に良い香りに変化する不思議。


確かにつけてみると、お料理のような美味しい香りがトップに出てくる。
最初はとにかく南国の市場のように盛りだくさんのフルーツと一緒に、ピンクペッパーとターメリックリーフが良い感じにお料理感を出していると思いました。
そういった意味ではグルマンなのか…?いやグルマンなのか…!?はちみつやミルク、シュガーやバニラが入っていないけれども、これはグルマンなのか永遠に悩む。
でも美味しい。。これはグルマン…と言いたい…?しかしこのタイプは割と初めて。


まず付けた時に筆者がフラフラしたドードーの様に混乱していました。


だんだんラベンダーやゼラニウムが強く出てきます。
ここはフゼアぽくも感じてきますね。
しかしここにも確実に身を潜めるターメリック…どこかこれ、ジャスミンライスぽくもありますよね??ますます混乱してきました。
なんだかジャスミンライスにラベンダーとゼラニウムを一緒に炊いた炊き込みご飯と言えば良いのか…そう感じてしまう…?


だんだんラストになるとお香ぽくなって来ます。

ここはズーロジストらしいというか、ヴェチバー、サンダルウッド、トンカが良い感じにラストを醸し出しています。
なんだか、タイの寺院のお香のような、やっぱりトロピカルランドな香り。
お香感が強く出るので、やっぱりアジア諸国もイメージしたのかなと思いました。


筆者の独断で評価すると…?


良かったところ…美味しそう。ドードー2020よりも付けやすい。肌馴染みは良いけれど良い感じにスパイシーさや酸味も効いていて、気分も明るく、前向きになれそう!アジアンフード好きな方にはぜひおすすめしたい。量を気をつければ普段使いできそうです。

良くなかったところ…ドードー2020と比べてアニマリック感が少ない。ズーロジストのブランドらしさ、ズーロジストファンにとって求めている所が少なくなったのは残念。あとラベンダーとゼラニウムが多少消臭剤ぽく感じる(ラストのサンダルウッドやトンカでそこは緩和されていると思います)。

総評…フゼアといえばフゼア、オリエンタルといえばフルーティーなオリエンタル、美味しそうという意味ではグルマン…??

これ、なんとなくジャンル分けが難しい感じがします。
ドードー2020では、やっぱり動物臭があり、良くも悪くも鳥の羽のような匂いや猫砂のようなニュアンスがあり、それが感じなくなっていたのは少し寂しいと感じました。
さらに昔の初代ドードーを嗅いだことがないのですが、もっと動物や獣臭さがすごいと聞き及んでいるので、いつかチャンスがあったら比べたいです。

こちらのジャックフルーツエディションはまだ日本未上陸の香り。
日本だとズーロジストはノーズショップ様が取り扱ってくださっているので、今後どうなるのか期待ですね!

1件のコメント


  • とても具体的に文章化されていて、読んでいて香りが目の前に現れるかのようです。
    バッカスの香りのはちゃめちゃさに興味を引かれつつも、スカラベの神秘性にも好奇心が刺激されます。
    とにかく思わず香水が欲しくなる素敵な記事でした。

    おきつね on

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